2016年10月17日放送

岩手県高等学校総合文化祭総合開会式

秋恒例の岩手県高等学校総合文化祭総合開会式が先週金曜日(9日)遠野市民センターで盛大に開催されました。岩手県高等学校総合文化祭、総合開会式のことしのテーマは、「ふるさとの風よ吹け新たな物語を咲かせ〜遠野と花巻より〜」です。オープニングは、花巻市が生んだ童話作家宮沢賢治の朗読から始まり、花巻農業高校が取り組む春日流鹿踊で幕開けとなりました。岩手県高等学校総合文化祭は、吹奏楽や合唱、演劇などに励む文化部の高校生たちが県内で力試しをし全国大会など次のステップに繋げていくもので、運動部で例えるとインターハイ予選ともいえる文化部にとっての一大イベントです。現在、盛岡市を中心に大会やコンクールなどが県内で展開されるなか、この文化祭の花形ともいえる総合開会式が、先週金曜日、遠野市民センターで開催されました。総合開会式で進行を務めたのは、遠野・花巻地区の高校生を中心に構成された生徒企画委員会で、毎年、開催地区の生徒が企画段階から携わって総合開会式を盛り上げています。生徒代表のあいさつでは、生徒企画委員会・遠野高校2年の長山未来委員長が手話を使いながら本番を迎えられたことへの感謝の言葉を述べ、総合開会式のテーマにかける思いを話しました。また、会長あいさつでは、岩手県高等学校文化連盟の高橋隆会長が、「文化活動に取り組むことは人々に感動と希望を与えることです」と話し、岩手の未来を担う生徒たちに温かいメッセージを贈りました。このあとは、すでに全国大会を終え優秀な成績を収めた生徒たちの表彰が行われました。そして、後半は、生徒企画と題し、開催地、遠野・花巻ならではの魅力が盛り込まれたさまざまなパフォーマンスが繰り広げられ、会場を盛り上げました。さらに、かりんちゃんとくるりんちゃんが登場するサプライズもあり、生徒たちのみんなを楽しませようという心のこもったひとつひとつの演出に、会場の人たちを魅了していました。最後まで、遠野・花巻の魅力満載だった総合開会式には、出演者を含め市内外の高校生や一般の人などおよそ1000人が訪れたということです。フィナーレでは、連盟旗が、長山委員長から来年の開催地盛岡地区の生徒へと手渡され、遠野での総合開会式が終了しました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.