2016年10月13日放送

行山流涌水鹿踊結成150周年記念 篝火シシ踊り奉納

宮守町達曽部に伝承されている行山流湧水鹿踊の結成150周年を記念して、今週9日(日曜日)、遠野郷八幡宮で篝火シシ踊りが披露されました。行山流湧水鹿踊の結成からことしで150周年を迎え、市内外のシシ踊り団体がそれをお祝いしようと遠野郷八幡宮などの協力を得て実現した篝火シシ踊りは、美しいライトアップと篝火の灯りに照らされ幻想的な雰囲気の中で開催されました。行山流湧水鹿踊は、奥州市江刺区梁川に伝わる久田鹿踊の流れを汲む、遠野市内では唯一の太鼓系シシ踊りです。太鼓系シシ踊りのなかでも、笛のお囃子や子どもの踊り手が付くあたりは、幕踊り系シシ踊りさながらの芸能とも言われ、また、鹿の背中にあるササラに鳥の羽を用いるのは全国的にも珍しいということです。この日は、本家の久田鹿踊から師匠たちも参加し、ともに150周年を祝い、新たな歴史を刻みました。行山流湧水鹿踊の披露が終わると、続いて、大槌町の臼澤鹿子踊、花巻市石鳥谷町の春日流八幡鹿踊、遠野郷板澤しし踊りの順番で演目が披露され、150周年に華を添えました。この日は、参加団体を含めたおよそ300人が篝火シシ踊りを楽しんだということです。

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