2016年10月3日放送

いわて国体 岩手・遠野勢は・・・

いわて国体サッカー競技の少年男子がきのう(2日・日曜日)から遠野市内の会場で始まりました。サッカー競技少年男子は、遠野運動公園内にある陸上競技場と多目的運動広場、そして、遠野市国体記念公園市民サッカー場の3会場で行われています。大会には、全国から各ブロックを勝ち抜いた24のチームが参加し、初日のきのうは、1回戦・8試合が各会場で繰り広げられました。会場には、選手たちの熱い戦いを応援しようと全国各地から大勢の観客が会場を訪れ、遠野運動公園では、希望郷いわて国体遠野市実行委員会会長を務める本田市長が会場に訪れた人たちを歓迎しました。このあと、地元の郷土芸能団体青笹しし踊り保存会が勇壮な踊りで会場を盛り上げました。そして、地元・岩手県チームの初戦。午後2時から対戦する大阪府との試合には、岩手県のチームを応援する人などおよそ2000人の観客が訪れ応援スタンドはすぐに満員。地元開催の盛り上がりを見せました。試合は、前半から猛攻を仕掛ける大阪を相手に防戦一方の展開となりました。懸命にゴールを死守する岩手でしたが、前半15分コーナーキックからヘディングで押し込まれ1点を奪われます。反撃に出たい岩手は後半、10番で遠野高校の立花健斗選手を投入し攻撃を仕掛けます。徐々に動きを取り戻した岩手はゴール前まで何度かチャンスを作りますが点に結びつけることが出来ず、後半終了間際、1点を追加され初戦突破はなりませんでした。続いては、ソフトボール競技です。ソフトボール競技は、きのう(2日・日曜日)から花巻市にある石鳥谷ふれあい運動公園などで行われています。少年女子に出場する岩手県チームは1回戦、兵庫県チームと対戦しました。序盤は両投手の好投が光り、両チームとも0点のまま試合は進みます。しかし4回の裏、岩手県チームの攻撃、遠野出身の4番キャッチャー菊池朋美選手がヒットで出塁しチャンスを広げると、続く7番打者がセンター前ヒットでこの回1点を先制しました。この後5回の攻撃では、1アウト1・3塁のチャンスの場面で、4番菊池選手がレフトオーバーの長打で追加点を挙げ、この回2点を加えリードを3点としました。最終回、岩手県チームはピッチャーの好投が続き、最後の打者をレフトフライに打ち取り、ゲームセット。少年女子岩手県チームは、3対0で兵庫県チームを下し、2回戦へ駒を進めました。続いて成年男子の試合です。成年男子に出場した岩手県チームは、1回戦栃木県チームとの対戦となりました。初回に先制点を奪われた岩手県チームは、相手投手の好投に苦戦し、なかなか点に繋がりません。そのあと2点を失った岩手県チームは、最終回に望みをかけます。ソロホームランで1点を返し、遠野市内で勤務する中川卓さんの打席に回ってきました。長打で出塁するもその後得点に結びつかず…。岩手県チームは1対3で敗れ、初戦突破とはなりませんでした。続いては馬術です。きのう(2日・日曜日)は、馬術岩手県チームの監督も務める山口さんが出場しました。奥州市の水沢競馬場で馬術競技が行われ、成年男子トップスコア競技に遠野馬の里に勤務する山口勝也さんが出場しました。トップスコア競技は60秒の規定時間内に難度に応じた得点が付けられた障害物を飛び越え、その合計得点を競います。山口さんが登場すると会場からは一際大きな声援が送られました。山口さんは序盤から110点の高得点の障害をクリアし着実に得点を重ねていましたが、後半は得点が伸びず580点で24人中18位という結果となりました。山口さんは「馬の調子が良かったので残念。この失敗を忘れず、全国大会で入賞できるよう実力をつけていきたい」と話していました。なお、昨日の馬術競技で県勢は馬場馬術競技の成年男子で齊藤圭介さんが4位入賞、少年で千葉遥さんが5位入賞となっています。

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