2016年9月27日放送

いわて国体に向けて「ボクシング」

いわて国体がいよいよ今週土曜日(10月1日)から開催となります。今週シリーズで遠野の選手を紹介する「国体開催直前ウィーク」、2日目のきょうは、ボクシングです。来週10月6日から奥州市の水沢体育館で開催されるボクシング競技に出場するのは、遠野東中学校出身で、現在、北上市にある黒沢尻工業高校に通う菊池弥寛君・2年生です。菊池君は、およそ30人の部員を率いる黒沢尻工業高校ボクシング部のキャプテンを務めています。菊池君は、もともと遠野で空手道などに励んできましたが、中学2年生のころ、さまざまなスポーツを体験できる国体に向けたイベントに参加しボクシングを体験。そこで初めて黒沢尻工業高校ボクシング部監督の辰柳祐司先生と出会います。小学生のころからテレビで見ていたボクシングの世界戦で日本の選手が活躍する姿に憧れを抱いていた菊池君は、辰柳先生との出会いに後押しされ、黒沢尻工業高校に進学することを決めたということです。高校からボクシングを始めた菊池君ですがすぐに頭角を現します。1年生の時は、東北新人大会の2部ライト級に出場し、優勝。さらに、ことしの県高総体では、ライト・ウェルター級で優勝し、インターハイ出場を果たしたということです。もちろん、その結果を生み出すのは、ひたむきに練習に励むところからのようです。取材に伺った日も、ロードワークから始まりパンチをするタイミングのとり方や相手との距離感を確認するマスボクシングまで、汗びっしょりになりながら練習していました。自分の強みは手足が長いところ自分の距離感で攻めていけると話す菊池君。さらに、辰柳先生は、小さいころからの空手道で身に付けた基礎がボクシングをする上で活かされていると話します。間もなく始まるいわて国体、菊池君は、10月6日からのボクシング少年男子ライト・ウェルター級に出場することになっています。

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