2016年9月23日放送

千葉家ハセ小屋解体工事

重要文化財千葉家住宅の第一期保存修理工事が始まっています。おととい(21日・水曜日)は、工事定例会議とハセ小屋の解体工事が行われました。7回目となったこの日の会議には、設計監理者や施工者など9人が参加し、工程の説明や工事での注意点などが確認されました。出席した人たちは、スケジュール表と照らし合わせながら工事の進み具合や今後の日程などを確認していました。一方、ハセ小屋では、今週月曜日(19日)から解体工事が始まりました。ハセ小屋は、江戸時代末期に建てられた稲掛け用の丸太であるハセを収納していた小屋で、農機具などの物置としても使われていたと言います。この日は、石川県や富山県から来ている文化財の修理に詳しい専門業者と地元の業者が屋根のカヤを取り外しながらカヤの厚さ・ふき方を見て復旧するときに役立てる調査解体や、番付といわれる組み直すときにどこの柱か分かるように木の札に番号などを書き込んで小さな釘で柱に打ち込む作業に汗を流していました。なお、ハセ小屋の解体作業は、11月後半まで行われるということです。

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