2016年9月21日放送

遠野地区動物慰霊祭

動物愛護週間にあわせてきのう(20日・水曜日)、遠野町・大日山にある日枝神社で動物慰霊祭が行われました。遠野町・大日山の日枝神社には、国内で狂犬病と疑われた野犬はじめとする野生動物の多くが保健所などでやむなく処分されていた頃に、動物たちを供養しようと建立された愛犬乃碑があります。ここで毎年、病気や事故などで亡くなった犬や猫をはじめとする小動物を供養するための動物慰霊祭が開かれています。動物慰霊祭には、主催した遠野地方狂犬病予防協議会や岩手県中部保健所、亡くなったペットの飼い主などが参列し、玉串を捧げ、動物たちの冥福を祈りました。遠野市によりますと、9月14日現在遠野市内で犬を飼う家庭は7軒に1軒あり、生活をともにする犬と長く一緒にいるために、市内では、毎年春に狂犬病予防集合注射が実施されています。狂犬病については、昭和32年以降、国内では発症されていないということですが、国外では今でも、狂犬病を発症した野生動物に噛まれるなどして命を落とす人が5万5千人を超えるということです。遠野地方狂犬病予防協議会の多田会長は、年に一度の狂犬病予防注射に協力を呼び掛けていました。なお、市内では来月23日にも、集合注射が実施される予定です。詳しくは、市環境課までお願いします。

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