2016年9月13日放送

消防フェア

総合防災センターで先週土曜日(10日)消防フェアが開かれました。このフェアは、総合防災センターが開庁して5年が経過した中、市民に改めて後方支援資料館などを見てもらうことで防災を伝承していく機会に。また、消防・防災体験を通して市民に住宅防火や防災対策への関心をもってもらおうと、救急医療週間のこの時期に毎年開かれています。会場となった総合防災センターには、親子連れなどおよそ250人が集まり、放水やレスキュー・心肺蘇生法など普段なかなか経験することができないさまざまな消防体験をしました。放水体験コーナーでは、消防士さながらの防火服に身を包んだちびっこ消防士たちが火元に見立てた標的をめがけて果敢に挑んでいました。消防車と救急車に乗ることができるコーナーで子どもたちは、目を輝かせながら車内の機材を眺めたり担架に寝転んだりしながら貴重なひとときを過ごしていました。また、会場では遠野北小学校の6年生34人が薬研太鼓を披露し、会場に集まった人たちからは盛大な拍手が送られていました。続いて、市内の小学4年生が社会科見学で後方支援資料館を訪れた時の感想文と、小学4年生から中学生までを対象に開かれた防火を呼びかけるコンクールのポスターの部に対する表彰式が行われました。感想文の表彰では、20作品の応募があった中から選ばれた6作品に対して、ポスターの表彰では、88作品の応募があった中から選ばれた16作品に対して、それぞれ本田市長などから賞状と記念品が贈られました。なお、ポスターの入賞作品は、全国火災予防運動にあわせて11月9日からとぴあに展示され、感想文については、すべての応募作品が総合防災センター隣りにある後方支援資料館に展示され、随時閲覧できるということです。消防フェアの最後には防火綱引きが行われ、10人の消防士と45人の子どもたちが対戦しました。結果は、見事、子どもたちが勝利しました。また、会場内では、炊き出し訓練で作られたおにぎりが訪れた人たちに配られました。松崎町の遠野市総合食育センター「ぱすぽる」では、消防フェアの日の朝、停電を想定した訓練が行われ、調理師や栄養士などが参加しました。職員たちは、非常用発電が正常に動くかの確認や屋内消火栓の使い方を消防職員に教わるなどいざという時に備えていました。また、炊き出し訓練として消防フェアに訪れる人たちに配るおにぎり200人分の米を非常用発電を使用した状況で炊き、普段と違う環境での問題点や炊きあがるまでにどのくらいの時間がかかるかなどを確認していました。炊きあがったご飯は早速消防フェアが行われている総合防災センターに届けられたあと、遠野市婦人消防協力隊の隊員たちと消防職員たちが協力して作った豚汁とともに会場に訪れた人たちに配られ、受け取った人たちは、おいしそうに食べていました。

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