2016年9月8日放送

東京の大学生 遠野の木材を使った商品を販売

土淵町の遠野みらい創りカレッジでの研修の成果を形にしようと大学生が製作した商品の販売会が今週月曜日(5日)遠野風の丘で開かれました。これは、地方活性化をテーマに遠野の豊かな自然を生かしたビジネスプランを考えようと中央大学の学生が取り組んだものです。学生たちは、3年前から木材利用からのまちづくりについて学んできて、今週は、遠野まごころネットや猟友会などを訪問しながら各団体と観光をどう結び付けていくかをエコツーリズムの観点から検討しました。おととい中央大学の学生15人は研修の成果としてそれぞれの取り組んできた研究発表をしたほか、遠野の杉のおが粉(こ)を利用した枕を販売しました。この枕は、木材加工の過程で出るおが粉に商品としての付加価値を与えようと遠野産の杉のおが粉で作られていて、カバーには学生たちがデザインしたカッパの「まるちゃん」のイラストが描かれています。この日は6個の枕を販売し前日と合わせて20個すべて完売しました。また、遠野市の地域活性化の活動などをまちづくりの参考にしようと長崎県壱岐市の白川博一市長が視察のため会場を訪れ、学生たちから地域の資源を活用した商品づくりなどの説明を聞いていました。学生たちは今回は展示のみだった杉の木から抽出したフローラルウォーターなどもいずれ商品化し、地域の活性化に結びつく活動に取り組んでいく予定ということです。

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