2016年9月6日放送

市議会一般質問2日目

9月市議会定例会は、きょう(6日・火曜日)一般質問2日目を迎え、4人の議員が質問に立ちました。きょうは、細川幸男議員、荒川栄悦議員、瀧澤征幸議員、瀧本孝一議員が登壇しました。この中で、笛吹牧場から釜石市の青ノ木川にことし6月、濁流水が流れ出たことによる風評被害で釣り客が減少している件について、市は、地元漁協から補償・支援等を要望されていて、対応については釜石市と協議しながら慎重に進めたいと説明しました。対応方針は、釣りシーズンが終了し、決算が確定する10月以降になる見込みで、笛吹牧場に関しては今回の事案から堆肥の散布は行わないこととしましたが、他の公共牧場については今後も適正に散布する予定ということです。本田市長は「笛吹牧場は遠野市の所有地であり、堆肥の散布についても許可したことから遠野市に責任があると認識している。今後の対応については関係者と誠意のある交渉をしていきたい」と述べました。また、新たな堆肥センターの整備について本田市長は「堆肥の需要と供給のバランスを考えながら、きちんと環境を整備していかなくてはならない、肥育に取り組んでいる人が堆肥センターを設置し販売する動きを全面的にサポートし仕組みを作っていきたい」と述べました。そして、高校統廃合への対応と課題について中浜教育長は「両校を存続させるには、高校再編を考える市民会議を中心にオール遠野で行動していかなければ達成できないと考えている」と述べました。ことし6月下旬に中学3年生と2年生・保護者を対象に実施したアンケート調査の結果によりますと、中学3年生のおよそ4割が市外の高校進学を希望しているということです。中浜教育長は「10月には現役高校生が中学校を訪問しての学校紹介、2校の応援ホームページの開設など、市内はもとより、市外・県外の中学生や保護者に向けてさらに情報発信する機会を設け、入学者数を増やす努力をしていく」と述べました。9月市議会定例会は、あすからは決算特別委員会、そして最終日となる来週15日・木曜日に本会議が開かれ、議案の採決が行われる予定となっています。

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