2016年9月5日放送

市議会一般質問始まる

9月の市議会定例会一般質問がきょう(5日・月曜日)から始まり、5人の議員が質問に立ちました。きょうの一般質問には、浅沼幸雄議員、菊池巳喜男議員、佐々木大三郎議員、小林立栄議員、小松大成議員の5人が登壇し、市の考えをただしました。このうち、六次産業の推進状況について本田市長は、去年、国・県・市・農業団体・商工団体・観光協会・遠野ふるさと公社・産直連絡協議会で構成される「遠野市六次産業化・地産地消推進協議会」を立ち上げ、可能性に挑戦し続けていると述べました。また、地方創生推進交付金を財源に国外への販路拡大に向け準備を進めているほか、地域資源を活用した新商品の開発に取り組んでいて、平成27年度の実績としては、産直の売上額の増加などによりKPI速報値での六次産業関連効果額は16億9千万円で、予想を上回ったということです。今年度は新たにふるさと納税返礼品として3000万円相当の売り上げなども見込めることから、今後も密接な連携を元に六次産業化を加速させていきたいと述べました。また、遠野市出身の人類学者である伊能嘉矩の生誕150年の取り組みについて本田市長は、市と関係団体が一体となった「オール遠野」により(仮称)伊能嘉矩台湾友好交流実行委員会を設立し、人と人との繋がり、地域と地域の繋がりの中で、友好交流を内容のあるものに持って行きたいと述べました。市によりますと、来年7月下旬から11月下旬にかけて、遠野市立博物館を会場に、伊能嘉矩生誕150年記念展を開催するほか、来年11月15日からは国立台湾大学図書館を会場に伊能嘉矩展を開催する予定ということです。さらに本田市長は非公式としながらも、台湾のテレビ局とつながりのある地元メディアから番組制作の企画提案もあるとし、生誕150年を契機に情報発信を積極的に行っていきたいと述べました。市議会定例会はあす(6日・火曜日)も一般質問が行われ、4人が登壇する予定となっています。

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