2016年9月5日放送

台風10号に伴う住民説明会

台風10号の被害が大きい土淵町を対象とした住民説明会がきのう(4日・日曜日)土淵地区センターで開かれました。きのうの説明会では、現状の報告や今後の対応などについて、意見交換が行われました。台風10号による被害が大きい土淵町では、床上・床下浸水が合わせて52件発生し、これまでにない雨量から小烏瀬川が氾濫したことで、琴畑と米通が孤立地区となりました。それに加え、一部地域で停電や断水という状況になり、土淵では120人が各避難所に避難したということです。現在は孤立地区や停電、断水といった状況はすべて解除となっているものの、住家被害や農作物被害、道路の崩壊や県道の通行止めは未だ続いているということです。説明会で本田市長は「地域住民や消防団などが懸命に活動してくれたおかげで、死者を出さずに済みました。心から感謝しています。」と労いの言葉を述べました。続いて行われた意見交換では、堤防や橋など傷んでいる建物の修復を求める声のほか、河川にある大量の倒木や流木、また、堆積された土砂の撤去作業を早急に進めてほしいなどの要望が挙げられました。これに対して市は、早急に調査・検証を行い、一日でも早い復旧を目指すと答えました。また、市民からは水害に巻き込まれるような危険な場所が避難所となっている、危険地域を改めて確認し、避難所の更新をしてほしいという意見や、避難指示が発令されたときに、要支援者に対しての搬送を優先してほしいとの要望も挙がりました。これに対して市は、区長や地域の人たちと協議をして、災害時に最適な避難所を検討するとしています。また、要支援者に対しての搬送については、避難させるタイミングを誤らないよう注意しながら優先搬送をしたいと述べました。終わりに本田市長は「いただいた意見や要望をただちに検証していきます」「これからもいろいろな面でのご協力をお願いします」と話し、説明会を閉じました。

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