2016年9月5日放送

遠野市防災訓練

全国各地で被害が相次ぐ地震や台風などの災害に備え、市内全域できのう(4日・日曜日)、防災訓練が行われました。きのうの訓練では、大雨による土砂災害を想定し、避難訓練や安否確認などが行われました。午前7時に訓練放送が流れると、一時避難場所として設定されている遠野町の大日地区コミュニティ消防センターには、遠野町第4区と15区の住民が避難してきました。訓練には、遠野町第4区からおよそ80人、遠野町第15区からおよそ140人が参加し、それぞれの区長が中心となって住民の避難状況を確認していました。このなかで、先月、市内に全戸配布された安否確認の時間短縮を図る「安否確認カード」の使用方法として、避難する時に、玄関のドアノブや郵便ポストなどに掲示することも今一度確認し合いました。集まった人たちは、引き続き遠野市と遠野みらい創りカレッジが開いた「防災スクール」に参加し、ライフラインが途絶えたときなど万が一のことが起きても生きて行けるよう、アルミ缶や牛乳パックなどの廃材を利用して作ったサバイバル飯の調理方法を学びました。なお、遠野町第15区では、防災訓練に合わせて毎年、救急救命に関わる訓練を実施していて、ことしは、ケガ人などの搬送方法を学び、家族などを守るための知識を高めていました。また、土淵町でも防災訓練が行われました。土淵町本宿地区では、86世帯291人のうち41世帯187人が一時避難場所となる公民館に集まりました。きのうは、訓練とともに地域を流れる小烏瀬川の清掃も行われ、先週の台風10号による多くのごみが集められていました。また、地元の消防団が巡回訓練の後土のうの準備作業を行い、いざという時に備えていました。なお、きのうの訓練は、土淵町の3つの区では行われなかったものの全体で昨年度より1340人ほど多いおよそ7600人が参加したということです。

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