2016年8月25日放送

遠野市総合教育会議

今年度2回目となる遠野市総合教育会議がきょう(25日・木曜日)とぴあ庁舎で開かれました。この総合教育会議は、市長と教育委員会で構成され、遠野市と教育委員会との連携を図り、重要な教育課題についての協議・調整を行います。きょうの会議では、本田市長のほか、中浜教育長など20人が出席しました。初めに、市から現在、遠野市が進めている留守家庭の児童に対し、児童館・児童クラブでの遊びや学習環境を提供し、地域の子育てを支援する放課後子ども総合プランなどの進み具合について報告がありました。この中で、地域の子どもをボランティアで託児する遠野市わらすっこファミリー・サポート・センター事業については、現在41人が登録していて、ことし10月からのスタートまでに50人を目指したいと説明がありました。続いて、小中学校の学力向上に向けた取り組みについての協議が行われました。平成27年度の全国学力学習状況調査によりますと、小学校と中学校の国語・理科は、概ね全国平均ではあるものの、小学校の算数と中学校の数学が全国平均を下回っているということです。これを受けて、児童・生徒の理解と意欲を高めるための事業改善、家庭学習の取り組み、児童・生徒が授業に集中できる環境整備の3つの柱について意見が交わされました。委員からは「学力向上において重要なのは、まずは興味を持たせることではないか」「それが子どもたちの学習意欲を向上させ、結果学力向上に繋がるのではないか」という意見が出ていました。また「学力の低い分野の底上げも大切だが、全体的に伸びている分野をさらに向上させることも大事ではないか」という提案もありました。教育委員会では、きょう出された意見を踏まえながら、市と連携して小中学校の学力向上に努めていくということです。

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