2016年8月22日放送

遠野文化フォーラム

遠野文化フォーラムがきのう(21日・日曜日)あえりあ遠野で開かれ、およそ310人が会場に集まりました。この文化フォーラムは、遠野の文化資源をまちづくりに活かしていこうと、遠野文化研究センターが発足されて以降毎年開かれています。きのうは、はじめに、文化を活かした元気なまちづくりに寄与した人・団体に贈られる遠野文化賞の表彰式が行われ、ことしは、小説家の京極夏彦さんが受賞しました。京極さんは、3年前に柳田國男の「遠野物語」を読み解き、同じ内容の違う作品として「遠野物語remix」を出版。また、ことし4月からは「えほん遠野物語」シリーズ「かっぱ」や「ざしきわらし」などの刊行を開始しています。今回の受賞は、これらの作品を通して若い世代を刺激し「遠野物語」に新たな可能性を芽吹かせたことが理由としてあげられています。続いて、ことし新たに加わった「遠野遺産」6件と遠野の昔話や歴史などを語り続ける遠野こだわりの「語り部」56人に認定証が交付されました。今回の認定により、「遠野遺産」は149件、遠野こだわりの「語り部」は800人となりました。このあと、おととし認定された遠野遺産認定第136号の「熊野神社・六角牛大権現」について活用事例報告がありました。「熊野神社・六角牛大権現」は、去年、みんなで築くふるさと遠野推進事業で参道と境内の整備を果たしました。報告では、上郷町第5区の菊池哲自治会長が整備に大勢の自治会メンバーが協力してくれたことを紹介しながら、今後の「熊野神社・六角牛大権現」のあり方について話しました。

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