2016年8月10日放送

高校生や農業関係者など懇談会

将来、遠野での就農を考えている学生たちと農業関係者との懇談会がきのう(9日・火曜日)六日町の合同庁舎で開かれました。この懇談会は、農業従事者の高齢化が進む中、将来的に遠野での就農を考えている大学生や高校生に遠野市の農業の支援策や実践について理解を深めてもらい将来の円滑な就農につなげようと、岩手県の中央農業改良普及センターが開きました。きのうは、農業大学校農産園芸学科の学生4人と、緑峰高校生産技術科の生徒4人のほか、市の農業に関係する部署の職員などおよそ20人が出席しました。初めに、遠野市で新たに就農する場合の支援機関や支援内容について遠野普及サブセンターの職員から説明がありました。そのあとの現地視察では、宮守町鱒沢の野菜専業農家菊池由雄さんの畑を訪れました。菊池さんは、技術の習得や情報収集に高い意欲を持ち、ピーマンのトンネル栽培で高い単収を得ているということです。学生たちは、菊池さんならではのピーマン栽培の工夫点などを聞きながら興味深そうに畑を歩きまわっていました。市内2か所の現地視察の後行われた意見交換では「卒業後、就農するにあたって制度や補助について知ることができてよかった」「農家の方々で栽培方法が違うことが分かったので参考にしたい」などの意見が出ていたということです。きのう参加した学生たちは、遠野で家業の農家を継ぐことを考えているということで、熱心に説明を聞きながら気になったことを積極的に質問し、実際に農業を営む人たちからのアドバイスを得て将来の参考にした様子でした。

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