2016年8月5日放送

第1回皇后陛下御歌碑建立実行委員会

皇后陛下が遠野を訪れた際に読まれた御歌を石碑にしようという皇后陛下御歌碑建立(こうごうへいか みうたひ こんりゅう)実行委員会がきょう(5日・金曜日)設立されました。天皇皇后両陛下は、平成25年7月に東日本大震災の被災地訪問にあわせて遠野を訪れた際、皇后陛下が「何処(いづこ)にか流れのあらむ尋(たづ)ね来(き)し遠野静(とおのしず)かに水の音(おと)する」と御歌を詠まれました。皇后陛下が、遠野で静かな水の音を耳にされ、川の流れがどこかにあるのではとお感じになり詠まれたこの御歌は、翌年の1月1日に宮内庁が発表した八首のうちの一つとして皇后陛下御歌三首に数えられています。遠野の自然・文化・風土に触れてお詠みになられたこの御歌を後世に伝えるため御歌碑を建立しようとことし6月、市民の有志が御歌碑建立発起人会を立ち上げ検討を重ねてきました。そして、きょう実行委員会が設立され、委員などおよそ25人が出席しました。委員会では、これまでの経緯について説明があったあと、規約や役員の選任などについて協議されました。この結果、会長には発起人会の代表である角田幸四郎さんが選任されました。実行委員会では、今年度中の建立を目指して今月下旬に天皇陛下が詠まれた御製碑(ぎょせいひ)の視察に盛岡市や八幡平市を訪れたあと、実行委員で組織された幹事会で具体的な検討を進めていくということです。

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