2016年8月5日放送

県知事への統一要望

遠野市と遠野市議会は、きのう(4日・木曜日)、岩手県知事に要望書を提出しました。奥州市にある県南広域振興局を訪れた本田市長と新田議長は、来年度の県の予算編成などに反映してほしいと要望書を手渡しました。今回、遠野市が県に要望するのは、ものづくり産業の振興や道の駅「遠野風の丘」の機能充実への財政支援、雇用確保と職場定着に向けた支援の拡充など12の項目です。この中で台湾との相互交流の促進については、台湾文化誌を著した遠野の先人伊能嘉矩の生誕150年を来年度迎えることを機に、台湾との経済交流へ向けた取り組み支援やいわて花巻空港利用観光客の誘致強化への要望です。知事に代わり要望書を受け取った県南広域振興局の堀江淳局長は「要望のあった12項目どれをとっても非常に大事ではないかと感じた」とした上で台湾との相互交流の促進については「我々としても喫緊(きっきん)の課題と捉えている。本県の観光地の魅力の発信、受け入れ体制の強化を図って外国人観光客誘致に取り組んでいきたい」と答えていました。また、特色と魅力を持った高等学校の整備に係る取り組みについての要望に対し堀江局長は「遠野の中学生が地元の高校に入って、あるいは魅力を感じてほかの地域から遠野の学校に来てもらう魅力ある学校づくりが大事。我々もさまざまな形で支援していきたい」と答えていました。県は、要望内容の説明などを受けながら遠野市が抱えている課題などについて認識を深めた様子でした。

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