2016年8月4日放送

Say Ossプロジェクト

日本時間のきょう未明、2020年の東京オリンピックに5競技18種目が追加となることが発表されましたが、空手もその中の一つです。その空手を通じて県内外の子どもたちが技や心を磨き、交流を深める「SayOss岩手〜心の交流プロジェクト〜ジュニア交流合宿」が先月30日31日の2日間、遠野市で開催されました。この活動は、震災で被災した人たちを継続的に応援し、プロジェクトを通じて参加した子どもたちのコミュニティーの輪を広げることなどを目的としたもので、ことしで5回目の開催となります。また、今回は、現役時代、国内外の大会で優秀な成績を収め、現在は全日本のナショナルチームコーチを務める松久功さんが講師を務め、いわて国体の代表選手と共に子どもたちの指導にあたることで国体への機運を高める目的もあります。2日間の合宿には県内と関東の小学1年生から中学3年生まで、のべおよそ200人が参加し、基礎練習から大会を想定した実践練習まで、稽古に汗を流しました。また、合宿の最後には岩手県チームと関東チームに分かれての団体交流戦が行われ、子どもたちはともに稽古した仲間と拳を交えながら合宿の集大成としました。なお、SayOssプロジェクトでは被災地の現状視察なども行ったほか、合宿中は募金活動も行い、集まったお金は被災地などへ送られるということです。

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