2016年8月2日放送

遠野ホップ畑 生き物観察会

松崎町光興寺の子どもたちが今週日曜日(31日)地元のホップ畑を訪れ自分たちの周りに住む生き物を観察しました。この観察会は、生き物観察を通してホップ畑が遠野の里山の構成要素のひとつとして機能していることを子どもたちに体感してもらおうと、キリンと遠野市が提携しているTKプロジェクト実行委員会がことし初めて開きました。会には、松崎町光興寺の3区子供会から7人の子どもたちと、その保護者が参加しました。初めに、生き物を捕まえる時の注意点などについて説明があったあと、子どもたちは早速昆虫などを探しながら近くのホップ畑まで探索しました。自然豊かな遠野には、トンボやナナフシ・モンシロチョウなど、生き物がたくさん!子どもたちは、生き物を見つけると必死に追いかけ傷つけないようにカップを使って上手に捕まえていました。生き物を捕まえながらどんどん進んでいくと、広大な土地いっぱいに広がるホップ畑に到着しました。去年の調査結果によると、ホップ畑には鳥類が33種・昆虫類が218種とさまざまな生き物が確認でき、環境省で絶滅危惧種に指定されている珍しい生き物も記録されたということです。子どもたちは、空に向かって続く緑のカーテンの間を歩き周りながら生き物を探し、大切そうに自分のカップに入れていました。コミュニティーセンターに戻ってきた子どもたちは、捕まえた生き物をじっくりと観察しながらスケッチをし、自分だけの生き物図鑑を完成させていました。そして、スケッチが終わると名残惜しそうにしながらも生き物たちを自然に帰してあげていました。夏休み中の子どもたちにとってこの生き物観察会は、遠野ならではの夏の思い出の1ページに刻まれたことでしょう。

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