2016年7月28日放送

いわて競馬の今後について調査・研究 岩手県議会議員 遠野を訪れる

岩手競馬の今後について調査・研究する岩手県議会議員のグループがおととい(26日・火曜日)遠野市を訪れ、日本中央競馬会の橋田調教師の講演に耳を傾けました。橋田満調教師は、およそ20年前の宝塚記念優勝馬・サイレンススズカなど数々のGT優勝馬を排出していて、2007年には、馬の里でトレーニングしていたスズカフェニックスが第37回高松宮記念で優勝し、馬産地・遠野にとっても嬉しいニュースとなりました。今回、調査研究会に橋田調教師を招いた岩手競馬振興議員クラブは、廃止の危機に瀕した岩手競馬を支援しようと2002年に設立され、岩手県議会議員の有志で構成されています。年に数回開かれる会合では、県外へも足を伸ばして地方競馬場を視察し、岩手競馬の振興に関する議論などを重ねているということです。今回は、会員40人のうち12人が出席し、中央競馬から学べることはないかと橋田調教師から話を聞きました。この日、橋田調教師は「強い馬のつくり方」をテーマに、自身も関わる馬の里の活用などについて講演しました。橋田調教師が管理する馬も多くいる馬の里の競走馬育成調教施設には、1周975メートルある長距離のダートコースなどがあり、なかでも、全ての天候に対応した屋根付坂路馬場は、日本屈指と言われています。この施設では、デビューを目指したり休養中の競走馬たちがおよそ50頭いて、日々のトレーニングに励んでいるということです。講演終了後、岩手競馬振興議員クラブのメンバーたちは、橋田調教師が管理する馬のトレーニング現場を視察し、今回調査した内容を岩手県競馬組合に伝え、岩手競馬の振興に役立てていくということです。

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