2016年7月19日放送

早池峯神社例大祭

毎年恒例となっている早池峯神社の例大祭が、おととい(17日・日曜日)ときのう(18日・月曜日)の2日間、盛大に行われました。早池峯神社の神門・黒門・拝殿の茅葺き屋根は、前回ふき替えられてからおよそ30年が経過したことで痛みが激しくなっていたため市民の有志による「早池峯神社を守る会」が結成され、4年前から茅葺き屋根のふき替えが進められてきました。去年12月にすべてのふき替えが完了したことで、ことしの例祭では、茅葺き屋根ふき替え落成奉告祭もあわせて執り行われました。きのうは、境内でしし踊りが奉納される中本殿で神事が執り行われ、例大祭の関係者などが玉串を捧げ健康や安泰を祈願しました。また、境内には震災復興を願って大漁旗が高々と掲げられました。神事のあと、神輿渡御が行われました。しし踊りの舞い手たちや神輿の担ぎ手などが本殿前の石段を一歩ずつ下り、近くの神社を経由して川まで練り歩きます。川に到着すると、早池峯神社の佐々木まゆみ宮司などがよもぎの葉を川にひたし心を込めて神輿を清めていました。神輿が本殿に納められると、境内では早池峰しし踊り・大出早池峰神楽・釜石の錦町虎舞が奉納され、訪れた人たちからはたくさんの拍手が送られていました。また、ふき替えられた拝殿では、市内で民謡教室を開いている菊池信夫さんや、附馬牛町出身で、ことし6月に市民センターで開かれた武田忠一郎杯争奪日本一決定戦で優勝した千葉弥生さんなどが民謡を奉納しました。そして、最後の餅まきでことしの早池峯神社例大祭は大盛況のうちに幕を閉じました。

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