2016年7月8日放送

自主防災組織連絡会 地区別防災研修会

遠野市自主防災組織連絡会の地区別防災研究会が、きのう(7日・木曜日)から始まりました。この研修会は、これから台風などで水害が増えることが予想される時期に備えて自分たちの住む地域の避難体制などを確認する機会にしてもらおうと自主防災組織連絡会と遠野市消防本部が今回初めて開きました。一回目となったきのうは綾織町を対象に開かれ、各行政区の区長など10人が参加しました。初めに、自主防災組織連絡会の吉田文一会長が「56(ごーろく)災害などの記憶を継承していかなくてはならない。この研修を、地域で話し合うきっかけにしていただければ」とあいさつしました。このあとの研修では、各行政区の地図に68年前に発生したアイオン台風と、35年前に発生した台風15号で水害を受けた箇所に印をつけ、自分たちの住む地域の危険な箇所を確認していました。さらに、避難所と一時避難場所の位置の確認や橋がかかっている場所などを地図に書き込み橋が決壊した場合どのようなルートを使って避難所まで行けばいいか、また、水害が起きたときに助けが必要な家が何世帯あるかなどを確認していました。参加した人たちは、自分の住む地域の危険性について改めて確認し、防災に対する意識を高めていました。この地区別防災研修会は来週15日(金曜日)まで市内11カ所で開かれる予定となっています。なお、きょうは上郷町を対象に開かれ、あす以降の日程はご覧の通りとなっています。

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