2016年7月5日放送

シルバー人材センターで安全講話

遠野市シルバー人材センターで、先週金曜日(1日)交通安全教室が開かれました。シルバー人材センターでは、7月を安全適正就業強化月間と定め、毎年7月に交通安全教室を開き「事故ゼロ」達成に向けて取り組んでいます。この日の教室では、講師に岩手県警察本部交通企画課の岩野公伸係長を迎え、会員およそ60人が参加しました。岩手県警によりますと、去年1年間に交通事故で亡くなった人は県内で80人にのぼり、このうち47人は65歳以上の高齢者ということです。また、遠野市内では去年3人が交通事故で命を落としいずれも高齢者ということです。高齢者の交通死亡事故のうちおよそ6割は歩行中で事故にあわないよう反射材を身につけ明るい色の服装で歩くよう呼びかけていました。教室では、歩行シュミレーターを使った体験も行われ、参加した人たちは、1秒以上時間をかけて左右をきちんと確認する重要性を学んでいました。この日は、高齢者の交通事故防止の講話のほか語り部の菊池タキさんによる特殊詐欺物語も披露され、参加者たちは巧妙な詐欺の手口に驚いていました。なお、遠野警察署によりますと、市内では6月30日現在17件の人身事故が発生し、去年の同じ時期より3件増えていることから、初心を忘れず、緊張感を持った運転を心がけるよう呼びかけています。

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