2016年6月29日放送

ミャンマー防災研修報告会

JICAの青年研修事業で防災について学ぼうと岩手県を訪れていたミャンマーの研修員たちによる報告会がおととい(27日・月曜日)、市民センター会議室で開かれました。防災研修で岩手を訪れたのは、ミャンマーの国家公務員や議員など23歳から36歳までの16人です。研修員たちは、今月15日(水曜日)から2週間の日程で総合防災センターや沿岸被災地を訪問し、後方支援の取り組みのほか復興状況などを視察したということです。おとといの報告会では、遠野山・里・暮らしネットワークやホストファミリーなどが出席するなか、研修員を代表してミャンマーの厚生省に勤めるトゥー・ミン・スウェさんがスライドショーで研修を振り返りました。また、トゥー・ミン・スウェさんは、今回の研修を通して今後、それぞれの地域がもっている特徴をふまえた災害対策をしていくことや、防災マップも、より地域に合うものとして見直していく必要があると話していました。なお、ミャンマーでの災害は、熱帯低気圧のサイクロンや山火事などがあげられていて、火事に関する災害が全体の80パーセントをしめているということです。研修員たちは、きのう(28日・火曜日)遠野を出発し、きょう(29日・水曜日)、ミャンマーに帰国するということです。

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