2016年6月22日放送

菊池市、台湾など訪問 合同報告会

「平成28年度熊本地震」に係る友好都市・菊池市等の訪問と、台湾訪問ミッションの合同報告会がきのう(21日・火曜日)、あえりあ遠野で行われました。合同報告会には、菊池市への支援に協力した団体や個人、市内観光関係機関のほか市の担当者など、およそ200人が出席しました。「平成28年度熊本地震」に係る友好都市・菊池市等の訪問では、今月2日に本田市長が、遠野市内で集められた支援金を菊池市長に届けたほか、被災状況も確認し、遠野市として今後必要な支援をしていくことを伝えたということです。また、菊池市と直接交流が無かったものの、遠野市と友好都市ということから支援をした武蔵野市と大府市に対し、本田市長は5月31日に武蔵野市、6月2日には大府市を訪問して感謝の気持ちを伝えています。つづいて、5月29日(日曜日)から5日間の日程で遂行された台湾訪問ミッションについては、ミッション団の市職員5人から遠野出身の台湾人類学者伊能嘉矩についての業績調査などについて、報告がありました。業績調査では、来年予定されている伊能嘉矩生誕150周年特別展に向けて、国立台湾大学などを訪問し、原稿や資料の保管状況、管理条件などを確認したということです。調査のなかでは遠野にはない伊能嘉矩の文献資料も確認することもでき、今後、特別展での展示に向けて資料借用の調整を進めていくことが報告されました。さらには、特別展で現地の伊能嘉矩研究者などに来賓や講演として来てくれるよう、約束を交わしたことも報告に含まれていました。このほか、市では観光や物産の調査を行い、不十分だと感じた台湾人観光客のニーズ把握向上に向け努めていくということです。なお、伊能嘉矩の特別展は来年、平成29年7月下旬から公開する予定ということです。

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