2016年6月8日放送

県議会復興特別委員会 遠野を視察

岩手県議会の東日本大震災津波復興特別委員会の委員たちがきのう(7日・火曜日)遠野市を訪れ、仮設住宅のあり方と活用などについて現地視察しました。この現地視察は、被災地やそれを支えた近隣自治体の現状を把握することで、今後の復興対策に生かすことを目的に県議会が行いました。きのうは、後方支援で尽力した遠野市の対応を聞き、仮設住宅のあり方と活用を探ろうと復興特別委員会の委員などが総合防災センターを訪れました。そして、委員たちは市の職員から仮設住宅「希望の郷・絆」の現状や今後の対応について聞きました。この中で市の職員は、現在「希望の郷・絆」に入居しているのは40戸のうち21戸と説明しました。また、今後の仮設住宅のあり方については、住宅の規模を縮小するものの、入居者の意思を確認したうえで、国や県と展開を検討していく予定と話しました。このあと質疑応答が行われ、参加した委員からは、仮設住宅に入居している人たちのコミュニティはどのように構築してきたのかと質問がありました。これに対して市側は、サポートセンターの職員が一戸一戸を訪れ心と体のケアを行ったり、イベントを開催するなどして形成に努めてきたと答えていました。続いて委員たちは後方支援資料館を訪れ、活動を解説したパネルや手書きの記録紙などを見学していました。東日本大震災津波復興特別委員会佐々木順一委員長このあと委員たちは穀町の、希望の郷「絆」を訪れ、入居者から現時点の課題や今後に向けての思いを聞いたということです。

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