2015年12月23日放送

県原爆被害者団体協議会 紙芝居制作者に感謝状

ことしで広島原爆の被爆から70年という節目の年を迎え、この夏完成した紙芝居「広島の証言再び戦争をさせない」の制作者などに、先週(18日・金曜日)、岩手県原爆被害者団体協議会から感謝状が贈呈されました。感謝状が贈られたのは、紙芝居を作った早瀬町の後藤正伍さんと、木の紙芝居立てを作った元大工で、同じく早瀬町の土野武彦さんです。紙芝居の制作にあたり、同じ早瀬町に住み広島原爆の被爆経験をもつ岩手県原爆被害者団体協議会の伊藤宣夫会長から、体験談などを聞きながら制作が進められ、完成したことしの夏、岩手県原爆被害者団体協議会に贈られました。また、その後は、盛岡で行われた慰霊祭などで披露されたほか、遠野市内の学校で、原爆について講話をする時などにも活用されているということです。平和を考えて作られた紙芝居とその立ての制作者2人に、伊藤会長から感謝状が手渡されました。伊藤会長は「自分の体験談を紙芝居にしていただいて、とても有難いです。この紙芝居を通してたくさんの人に見てもらい、なんとか平和にしたいです」と感謝の言葉を述べていました。

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