2015年12月16日放送

年末年始地域安全運動出発式

犯罪や事件・事故の多発が予想される年末年始を迎えるにあたり、きのう(15日・火曜日)から来年1月3日までの20日間、年末年始地域安全運動が実施されています。この運動の開始にあわせてきのう、あえりあ遠野で出発式が行われました。年末年始地域安全運動は、毎年この時期に全国で実施されていて、市内では、・街頭犯罪等の抑止・振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の被害防止・少年の非行防止活動の強化・子どもと女性の犯罪被害防止の4つが運動の重点にあげられています。きのうの出発式には、遠野市防犯協会連合会会長の本田市長をはじめ市内各地区の防犯協会、警察や防犯隊など、地域安全に関わる多くの関連機関・団体が、参加しました。およそ80人が参加する中遠野警察署の佐藤義信署長から、県内で起きている刑法犯の認知件数などについて報告がありました。その報告によりますと、11月末までに県内の刑法犯の認知件数は4527件で、平成18年前後の1万件を超えた件数に比べると今は半減しているということです。件数は減少傾向にあるものの、市内では11月末にかけて、空き家を狙った泥棒による被害や、神社の賽銭が狙われるなどの被害報告が相次いでいることから、「みなさんで活動を継続し、協力し合いましょう」と呼びかけていました。また、遠野語り部の菊池タキさんが「特殊詐欺物語」を2話披露し、物語にあわせて遠野警察署の柾本貴徳生活安全課長から、特殊詐欺でよく使われる言葉や狙われる時間帯などの説明がありました。出発式の終わりに参加者代表が決意表明をしたあと、3班にわかれて遠野駅前やとぴあ周辺を歩き、チラシなどを配って防犯を呼びかけていました。年末年始地域安全運動は来年1月3日まで行われます。

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