2015年12月8日放送

シカ革利活用講習会

捕獲したニホンジカを利活用につなげようという講習会が、先月28日(土曜日)に六日町の合同庁舎で開かれました。この講習会には、市内をはじめ、盛岡市や一関市などから、ハンターや加工業者などおよそ50人が参加しました。遠野市内では、年間2000頭を超えるニホンジカが捕獲されていますが、放射性物質による影響から食肉利用が制限されています。そこで、シカ革の利活用について学ぼうと、東京で革のなめし業などを営んでいる山口産業の代表取締役山口明宏さんを講師に迎え、捕獲されたシカの皮の下処理の方法や、革製品を作る過程について説明がありました。参加した人たちは、遠野産のシカ革をなめしたものを実際に見るなどしながら、加工への意欲を高めた様子だったということです。なお、主催した遠野地方有害鳥獣駆除協議会では、シカ革を活用した取り組みを進めていきたいと話していました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.