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2015年12月4日放送

市に図書寄贈

旧遠野市の初代市長佐々木三和吉さんの行政や政治に関する活躍をまとめた本が発行され、その著者がおととい（２日・水曜日）本を市に贈呈しました。とぴあ庁舎を訪れたのは、１１月に発行された本「田園都市の基礎を築いた初代遠野市長佐々木三和吉」の著者、岩動昭さんと家族です。この日は、旧遠野市の初代市長佐々木三和吉さんの孫で、昭さんの妻・澄子さんも同席し、佐々木さんの半世紀にわたる活躍をまとめ、後世に残そうと本の制作に取り組んだことが本田市長に伝えていました。去年６月から佐々木さんに関わる遠野市史や岩手県議会史、上郷村詩などの資料をもとに調べ始め、読んでは書き読んでは書きと、１年半の時間をかけたということです。本には、旧遠野市の初代市長として当時の市長方針演説のほか、上郷村長時代に開発した佐比内（さひない）の溜池についての話や岩手県議会議員時代の会議録などがまとめられています。また、行政に関わった当時の貴重な写真から、合併して発展した今の遠野を写そうと新たに昭さんが撮影した遠野の景色なども交えて制作されています。受け取った本田市長は「本当に大事な資料です。先人の先輩の思いをしっかり受け止めて、基礎を壊さないようにしっかり頑張ります」と感謝していました。贈られた「田園都市の基礎を築いた初代遠野市長佐々木三和吉」は、市立図書館で閲覧できるということです。

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