2015年11月25日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きのう(24日・火曜日)の記者懇談会で、第二次遠野市総合計画の「前期基本計画」や「東北横断自動車道釜石秋田線の遠野ICから宮守IC間の開通」について発表しました。「第二次遠野市総合計画」については、6月市議会で決定した基本構想を実現するための、来年度から5年間の施策を示した「前期基本計画」が、市議会に提案されることになりました。内容は、基本構想に示した、基本理念・将来像、5つの大綱、2つの共通優先方針の実現に向けて、施策を分野別に記載しています。このなかで、5つの大綱についての主要事業としては、消防防災施設等整備事業や、ICT健康づくり事業など150事業が組み込まれています。また、基本構想の共通優先方針である「産業振興・雇用の確保」と「少子化対策・子育て支援」についての施策では、企業が求める人材の育成や妊産婦への包括的な支援体制の充実を進め安心して子育てができる環境作りに努めると示されています。そして、来年度から5年間の財政計画は、歳入歳出をおよそ904億円と見込んでいます。本田市長は「人口減少など状況の変化に対応しながら事業を進めていきたい」としています。大綱なお第二次遠野市総合計画の「前期基本計画」などは、12月4日(金曜日)から始まる市議会定例会に提案する予定ということです。また、復興支援道路と位置づけられ整備が進められている、東北横断自動車道釜石秋田線の遠野ICから宮守IC間のおよそ9キロメートルは、来月5日(土曜日)に開通する予定ということです。今回開通する区間は、「宮守・東和間」と同様に無料となります。また、当日は、遠野ICと国道283号を結ぶ一般県道も開通します。当日は、午前中に、宮守IC付近で式典や、記念パレードが予定されていて、一般車両の通行開始は午後3時からということです。本田市長は「復興道路の延伸によって復興に弾みがつくのと同時に、交流人口の拡大に期待できる」と述べました。また、本田市長は、12月市議会定例会に提出する一般会計補正予算案の概要や、遠野市いじめ防止等基本方針の策定などについて説明しました。一般会計補正予算案については歳入歳出にそれぞれおよそ2億4800万円を追加し、総額およそ219億4600万円になると述べました。このなかで主な歳出については、新規の教育費としていじめ防止等総合対策事業費におよそ14万円。民生費として保育所運営委託事業費におよそ2000万円などとなっています。また、本田市長が発表した遠野市いじめ防止等基本方針の策定については、基本方針として、遠野市いじめ防止等対策委員会の設置や、重大事態の把握と調査などが定められています。この、いじめ防止等基本方針は、12月1日から施行され、来年1月には遠野市いじめ防止対策委員会委員の選任も予定されているということです。このほか、遠野市国民健康保険附馬牛診療所の廃止についても発表されました。附馬牛診療所は、市の直営の診療所として昭和34年に開設され、内科診療を行っていました。しかし、患者数の減少や施設の老朽化にともない10月1日から休診となっていて、市民への周知期間を置いた後、来年4月1日で廃止することを市議会に提案することになりました。本田市長は、これまで附馬牛診療所を利用していた人には、市で運営を始めたデマンドバス「馬っこ号」などを利用して松崎町の中央診療所の受診をお願いしたいとしています。このほか、今後の行事として、第6回遠野市郷土芸能共演会が来月6日(日曜日)みやもりホールで開かれることなどが発表されました。記者懇談会の模様は、遠野テレビデジタル10チャンネルできょう25日(水曜日)からあさって27日(金曜日)まで、午後8時から放送する予定です。

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