2015年11月18日放送

機関紙「てらさわ」発行600号達成

地域の情報を掲載した機関紙「てらさわ」の発行600号を記念した祝賀会と講演会が、今週日曜日(15日)、宮守町で開かれ、集まった人たちは、地域の結束をこれからも強めていこうと決意を新たにしていました。機関紙「てらさわ」は、上宮守文化振興会が発足した昭和52年から、地域コミュニティーの構築を目的に、年に15回程度発行してきました。そして去年12月に600号が発行され今月、401号から600号までをまとめた記念誌が完成したことから祝賀会が開かれました。節目を祝って開催された祝賀会には、地域の人などが参加し、初めに、上宮守文化振興会の菅原伴耕会長が「今後も1人1人の心をつなぐ機関紙てらさわを作っていきたい」とあいさつしました。このあと記念講演が行われ、7年前に宮守町達曽部に移住してきた朝日新聞の木瀬公ニさんが「コミュニティーとミニコミュニティー」をテーマに講演しました。このなかで木瀬さんは、取材をしたなかの話として、「震災の影響で仮設住宅に住んでいる人たちは、以前の場所に家を建てても、他の人たちが戻ってくるかわからず、震災前のコミュニティーを再建できないのではないかという不安を感じている」と話し、地域の輪、コミュニティーの重要性を訴えていました。集まった人たちは、安心安全な暮らしの確保には地域コミュニティーの形成や、連携の強化が必要なことを改めて感じている様子でした。なお401号から600号をまとめた記念誌は、あす19日(木曜日)に上宮守1区2区の135世帯に配られるということです。

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