2015年11月17日放送

ICTを活用した情報環境整備研究会 市長に提言書を提出

遠野市のICT=情報通信技術の利活用について、新たな環境の構築と整備の検討を行ってきた、「ICTを活用した情報環境整備研究会」が、きのう(16日・月曜日)、本田市長に提言書を手渡しました。とぴあ庁舎を訪れたのは、研究会の委員長を務める岩手県立大学の柴田義孝副学長など10人です。柴田委員長は、ことし2月から7回に渡って有識者や市の若手職員など委員15人で検討し、まとめた提言書を本田市長に報告しました。ICTとは、情報通信技術の略で、コンピューターやネットワーク通信に関する技術・産業・サービスのことです。市は、ICTを、産業、福祉などの分野で活用するため、「ICTを活用した情報環境整備研究会」を立ち上げ、来年度から10年間の遠野市総合計画を見据えて、実現化の検討に取り組んできました。提言書では、遠野市のICT環境は市内全域に遠野テレビの情報ネットワークが整備され、災害時の情報伝達などに広く活用されていると記されています。また、ICTを正しく安全に活用してもらうためには、ハード整備だけでなく子どもから高齢者まで市民が情報に正しく触れ扱う力を向上させることが重要であるとし、人材育成などを産学官が連携して進めていくことが必要とまとめられています。報告のあと柴田委員長から本田市長に提言書が手渡されました。提言を受けた本田市長は「市民の安心安全の確保のためICTによる地域総合ネットワークを整え高齢化や少子化などに対応していきたい」と述べました。市では今後遠野市総合計画を策定する中で提言を検討していくということです。

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