2015年11月13日放送

青笹町・八坂神社 地域の人たちで修復始める

青笹町赤羽根(あかばね)地区にある八坂神社が地域の人たちにより修復作業が始まっているという話題が届きましたのでお伝えします。八坂神社は、600年ほど前、京都の八坂神社の神霊が移って祀られたのが始まりとされ、地域の人たちからは「天王様(てんのうさま)」と親しまれています。長い歴史を持つ八坂神社は、老朽化により雨漏りや土台の傾きなどが見られてきました。文化の伝承、そして地域の絆を絶やさないためにも拝殿などの修復を行う必要があると去年の8月、地域の人たちが建設委員会を立ち上げ、工事に向けて準備を進めてきました。先月、地域の人たちおよそ70人が集まって瓦や木材の分別など解体作業が行われました。今後は、来年5月末の完成を目指し、自分たちでできることは自分たちで、また、業者に頼むところは寄付金などを活用しながら対応していくということです。遠野遺産第83号に認定されている八坂神社が地域の人たちの手でどのような形で誕生するか、完成が待たれます。

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