2015年11月11日放送

綾織小学校 復興支援道路を見学

綾織小学校の全校児童がきのう(10日・火曜日)、復興支援道路を見学しました。この見学会は、東北横断自動車道釜石秋田線遠野宮守間の開通前に、地元の子どもたちに復興道路としての役割について学習してもらおうと、国土交通省が開きました。復興教育の一環としてきのうの見学会に参加したのは、綾織小学校の全校児童64人です。初めに、児童たちは、復興を進めるために重要な「安全の確保」「暮らしの再建」「なりわいの再生」の3原則を学んだほかアスファルト舗装についての説明も受けました。この後児童たちは、宮守ICから綾織町の二郷山トンネル入口付近までバスで移動したあと、トンネルの出口までおよそ1キロメートル1年生から6年生までの全員でアスファルトで出来た新しい道路の上を歩きました。児童たちは、トンネルの中で手を叩いたり声を出したり、トンネルの中に反響する音を聞いて楽しみ、道路から自分の家を探すなど、いつもと違う場所から自分のまちを眺め楽しんでいる様子でした。綾織小学校の小菅公夫校長は、「全校児童そろって見学することができ、とても良い経験になりました」と話していました。東北横断自動車道釜石秋田線遠野宮守間の開通は、来月5日・土曜日となっていますが、宮守ICや遠野ICなどには現在、綾織小学校の児童が書いたイラスト入りの看板が設置されていて、開通後もしばらくは設置しているということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.