2015年11月10日放送

遠野まるごと給食

学校給食を通じて、子どもたちに遠野ならではの「食」を伝え、食文化への理解を深めてもらおうという「遠野まるごと給食」が、きょう(10日・火曜日)市内すべての小中学校で提供されました。遠野まるごと給食は、遠野の食材をふんだんに使った給食を、産直農家や調理師などの学校給食を支えている人たちと一緒に食べることで、子どもたちに地産地消の取り組みを知ってもらおうと、3年前から行われています。宮守小学校4年生の教室では、給食の前に、学校給食センターの調理員から、調理をする際に使用する道具の説明がありました。「スパテラ」という汁物をかき混ぜたりするときに使われる道具を実際に見た子どもたちは、自分たちの身長くらいの大きさがあることに驚いていました。そのあとは、待ちに待った給食の時間です。きょうの献立のテーマは「希望郷いわて国体おもてなしレシピ給食」です。献立の中の「ごまたっぷり豚ちゃん汁」は、来年開催される「希望郷いわて国体・いわて大会」で、全国から参加する選手や監督が良好なコンディションで活躍できるようにと、岩手県栄養士会など県内8つの団体が考案したメニューを掲載した「おもてなしレシピ集」から選ばれたものです。きょうの給食には、お米をはじめ、りんごやにんじん、大根など、遠野産の食材がたくさん使われています。子どもたちは、学校給食を支えてくれている人たちと一緒に、おいしそうに給食を食べていました。食べ終わったあとには質問時間が設けられ「何時から給食を作っているのか」という児童からの質問に対して「朝7時から作っている」と調理員が答えると、子どもたちは驚き、感謝の気持ちを深めた様子でした。なお、今年度の「遠野まるごと給食」はきょうで終わりですが、来年度以降も継続していく予定ということです。

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