2015年11月6日放送

命の尊さ・平和の大切さ戦争体験から学ぶ

遠野北小学校できのう(5日・木曜日)、「原爆体験談による尊命と平和」と題した講話が行われました。この講話は、遠野北小学校6年生の総合的な学習の時間として、戦争体験から命の尊さと平和の大切さについて考えてほしいと行われました。きのう、児童たちに話をしたのは、被爆経験を持つ岩手県原爆被害者団体協議会会長を務める早瀬町の伊藤宜夫さんです。今から70年前の8月6日、原爆が広島に投下された時、伊藤さんは、陸軍の船舶隊で通信の任務を受け、爆心地から4キロほど離れた当時の宇品港にいたと言います。伊藤さんは、紙芝居を使いながら戦争当時の様子を鮮明に伝え、戦争の悲惨さを児童たちに話していました。また、伊藤さんは「争いのないように、みんなでお互いに助け合いながら仲良くやってほしい」と訴えていました。児童たちは、改めて命の大切さについて考えを深めた様子でした。

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