2015年11月3日放送

市内の牧草地 除染作業完了報告

岩手県の補助を受け岩手県農業公社が平成24年度から行ってきた、市内牧草地の除染作業が完了し、きのう(2日・月曜日)県農業公社などの関係者が本田市長に、その完了と遠野駐在所の解散を報告しました。きのう、とぴあ庁舎を訪れたのは、県農業公社と遠野農林振興センターの職員です。初めに、県農業公社の菊地英利施設建設部長から、市内全域の牧草地の除染作業が先月(10月)10日に完了したことと、それに伴い、市畜産振興センター内に設置していた遠野駐在所を先月30日をもって解散したことが報告されました。報告の中で、菊地部長は県農業公社の職員だけでは事務対応が困難だったため、除染作業を推し進めていくにあたって、地元採用の現地駐在員を配置し、申請者への対応や関係機関との調整などに対応してきたなどと話していました。また、同席した遠野農林振興センターから作業実施状況についての報告がありました。それによりますと、牧草地再生対策事業で除染の対象となったのは、農家などから申し出があった利用自粛面積4252haのうち、傾斜がきつい場所などを除いた除染可能な2234haの牧草地で、平成24年7月から3年余りで除染と牧草の播種作業を目標どおり行い、そのうちの1761haが自粛解除となったことが報告されました。報告を受けた本田市長は「精力的に県と県農業公社に取り組んでいただいたことに感謝を申し上げたい。新たな環境の中で畜産振興に努力していきたい」と話しました。遠野農林振興センターでは除染と播種作業を終え、まだ自粛解除となっていない牧草地についても、牧草の成長を見ながら検査をしたうえで解除を進めていくということです。

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