2015年11月2日放送

綾織町民などが準備 千葉家まつり あす開催

きょう(2日・月曜日)とあす(3日・火曜日)の2日間、千葉家まつりが開催されています。本番に向けて地域の人たちが取り組んできた様子を取材しました。「千葉家住宅」は、およそ180年前の江戸時代後期に建てられた代表的な南部曲り家で、平成19年には、敷地全体が国の重要文化財に指定されました。老朽化に伴い、来年4月からおよそ10年をかけて、初めての大規模な修理工事が予定されています。工事を前に、綾織町民が中心となって組織された「重文千葉家の活用を考える会」では、「改修前の今しかできないこと」について、ことし5月から検討を重ねてきました。話し合いの結果、綾織のみならず、遠野市民みんなの思い出に残るような「千葉家まつり」を開催することにまとまり、その中で、昔ながらの結婚式などが行われることになりました。そこで「重文千葉家の活用を考える会」では、千葉家まつりの開催に向けて、「千葉家まつり実行委員会」を立ち上げ、準備を重ねてきました。実行委員会にある料理班は、およそ60年前に、千葉家で出されていた料理を再現しようと、千葉家の親戚で、千葉家のことをよく知っているという千葉キワさんの話を聞きながら、料理を考えたり、三々九度用の食器を出したりと、準備を進めてきたということです。あす、まつりの中で予定されている披露宴では、千葉キワさんのお母さんがおよそ40年以上前に購入したという、祝いの席などに使用するための座布団を使用することになり、千葉さんのお宅では、天日干しをするなど、準備が整えられていました。また、当日はたくさんの人がくることが予想されることから、臨時駐車場となる綾織小学校の旧校庭では、実行委員会のメンバーと事務局が草刈りを行い、当日に備えていました。千葉家まつりの本祭は、あす・3日(火曜日)の午前10時から行われる予定となっています。千葉家まつりについての問い合わせは、千葉家まつり実行委員会までお願いします。

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