2015年11月2日放送

遠野高校サッカー部 県大会3連覇 全国大会出場へ

第94回全国高校サッカー選手権大会岩手県大会決勝がきのう(1日。日曜日)行われ、遠野高校が盛岡中央高校を3対0で下し、全国大会への切符を手にしました。きのう盛岡南公園球技場で行われた決勝戦は、3年連続25回目の出場をかける遠野と、3年ぶり2回目の出場を狙う盛岡中央との試合となりました。遠野のキックオフで試合が始まり、前半から猛攻を仕掛ける遠野でしたが、盛岡中央の堅い守備に阻まれ攻めきれません。試合が動いたのは前半28分、遠野高校9番フォワードの佐藤充がドリブルで仕掛け、センタリングに反応した20番フォワードの佐々木?光がこぼれたところを押し込み、遠野高校が待望の先制点を挙げました。しかしこの後ピンチをむかえます。盛岡中央の強烈なシュートをゴールキーパー菊地将大がファインセーブを見せゴールを死守します。このプレーで勢いをつけた遠野は、前半37分、20番佐々木がこの日2点目となる鮮やかなミドルシュートを決め、盛岡中央を突き放します。前半2点のリードでむかえた遠野は後半も攻めに出ます。この日2得点とチームに貢献した佐々木を下げ、2年生ミッドフィルダー浅沼海斗を投入し勝負を決めに出ます。相手のミスからボールをカットし、キャプテンでフォワードの10番須藤和輝からのパスに15番浅沼がシュート。こぼれたところを7番ミッドフィルダー岩淵弘人が押し込み勝負を決定づける3点目が入りました。この後も危なげなく試合を進めた遠野が勝利し、3年連続25回目となる全国大会へ名乗りを挙げました。試合が終わって選手たちが学校に戻ってから報告会が開かれました。桐田千秋校長は「サッカー部員一致団結しての優勝」と称えながら「チーム力をステップアップし、全国大会では初戦を勝ってほしい」と期待を寄せていました。報告会に集まってくれた生徒や父母などを前に須藤和輝キャプテンは、県大会での優勝を報告するとともに「一日一日を大切に頑張っていきます」と全国大会へ向けて気を引き締めていました。また、長谷川仁監督は「全国を意識して頑張ってきた。全国でまず一勝できるよう日々精進していく」と来月の全国大会への抱負を述べていました。第94回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が今月16日に開かれ、来月30日に開会式と開幕戦が予定されています。

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