2015年10月16日放送

特殊詐欺被害防止対策「孫心しおり教室」

今月11日から20日までの全国地域安全運動にあわせておじいさんおばあさんに、特殊詐欺に気を付けてもらおうと、きのう(15日・木曜日)白岩児童館で、小学生たちが被害防止を呼び掛けるしおりを作りました。しおり作りは、特殊詐欺の被害を防止しようと、孫心しおり教室と題して遠野地区少年警察ボランティア協会と遠野警察署が企画しました。参加したのは、遠野北小学校の児童およそ20人です。児童たちは初めに遠野警察署員から県内の特殊詐欺被害について説明を受けました。それによりますとことし1月から9月末時点の県内で特殊詐欺被害にあった人は59人で、そのうち市内でも2人が被害に遭い、県内での被害総額はおよそ2億4000万円にのぼっているということです。児童たちは特殊詐欺の深刻さを改めて感じている様子でした。このあと児童たちは、おじいさんおばあさんが特殊詐欺被害にあうのを防ごうとしおり作りに挑戦しました。しおり作りの講師を務めたのは遠野地区少年警察ボランティア協会の菊池タキさんです。初めに児童たちは菊池さんのアドバイスを受けながら、しおりに「必ずもうかるはサギ」や「宅配便でお金を送れはサギ」など、注意を呼びかけるコメントを丁寧に書き入れていきました。このあと児童たちはプレゼントするおじいさんおばあさんのことを思いながら、もみじやバラなどの押し花を使って世界に1つだけのしおりを作りあげていました。なお児童たちが作ったしおりは後日、自分の祖父母などにプレゼントするということです。

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