2015年10月15日放送

市議会が市に要望

ことし春に遠野市議会が開いた市民との懇談会で、市民から寄せられた意見や提言のうち、2つの項目についてきのう(14日・水曜日)、遠野市に要望書を提出しました。きのう(14日)とぴあ庁舎を訪れたのは、市議会の新田勝見議長をはじめ、安部重幸副議長、瀧澤征幸議会運営委員長の3人です。新田議長は、本田市長に要望書を手渡したあと、今回、市に要望した内容について、説明しました。市議会では、市民からの意見や要望を直接聞き議会として市政に反映させていこうと、ことし4月に市内9カ所を対象に3日間にわたって懇談会を開催し114件の意見や提言が寄せられたということです。寄せられた意見・提言は、議会運営委員会を経て各常任委員会での協議、そして議会運営委員会や議員全員協議会で検討し、市に対する要望事項、特別委員会で協議する事項、そして常任委員会で継続して調査研究する事項に分類しました。このうち、きのう市に要望したのは、「子育て支援について」と「除排雪困難カ所」への対策の2つの項目です。まず、子育て支援に関しては、現在の施策からさらに踏み込んで保育料の無料化と小中学生の教育にかかる費用の無料化についての検討。また、除排雪困難カ所への対策については、住宅地に住民が除雪を一時的に集積する場所を設けることと、市として集積場所から重機などで排雪する仕組づくり、水路を整備して融雪溝としての機能が備えられないかについてです。市議会からの要望を受けて本田市長は、「計画を持ったうえで議会とも相談しながら市民にも見える形で示せるよう、最大限の努力をしていきたい」などと、協力と理解を求めました。なお、今回、市に要望した2つの項目以外に分類された意見・提言については、市議会特別委員会などで協議をするほか、常任委員会で継続して調査研究していくということです。

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