2015年10月12日放送

45年前の岩手国体 感謝の手紙届く

講演した安永さんは、翌日の朝(9日・金曜日)、高校の先輩からお願いされたという手紙を届けました。届けた先は、45年前に開催された岩手国体の時に宿泊でお世話になった人へ、というものでした。安永さんの出身校である島原商業高校の先輩、林田行弘さんは、岩手国体の時、長崎県の選抜選手として遠野で5日ほど民泊したと言います。今回、安永さんが講演を行うため遠野を訪れるということを聞いた林田さんは、民泊でお世話になった人に手紙を届けてほしいと依頼されたということです。向かった先は、下組町に住む菊池市さんの家。当時、菊池さん家族は、新穀町で美容室を営むお姉さん家族と一緒に住む大所帯だったということですが、林田さんを含め7人を受け入れたということです。突然の訪問に初めは驚いていた菊池さんでしたが、林田さんからの手紙などを受け取ると当時を懐かしんでいる様子でした。また、林田さんは、社会人になってからは教職員になり、中学校の校長を務めて退職してからは小中学生のサッカーの指導をしているということですが、遠い長崎の地で今も元気で頑張っている姿を知って菊池さんはとても喜んでいました。この後、菊池さんは、林田さんに電話をし、「お母さんのことを覚えている。必ず会えるようにします」と話してくれたということです。

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