2015年10月7日放送

区長連絡協議会と市長が懇談

遠野市区長連絡協議会と本田市長との懇談会がきのう(6日・火曜日)あえりあ遠野で開かれ、各行政区の代表たちが本田市長と地域課題などについて話し合いました。今回の懇談会は、「地域コミュニティーのあり方」について、ことし7月に第二次遠野市進化まちづくり検証委員会による最終提言書が市長に提出されたことを受けて開催されました。懇談会では初めに、遠野市区長連絡協議会の内舘充幸会長が「市民と行政が一体となって20年後の遠野市を見据えながら今後も協力していきましょう」とあいさつしました。続いて、最終提言で挙げられている地域づくりの担い手の育成や、人口減少を見据えた自治会と行政区の関係の整理など、地域コミュニティーのあり方をテーマに、各区長と市長との意見交換が行われました。この中で参加者からは、担い手の育成について、雇用の確保や若者と地域課題について話し合う場作りを地区センターを中心に行うべきではないかという意見が出されました。これに対して本田市長は「新たなリーダーの育成など世代交代の仕組みをしっかり構築していかなければいけない」と答えました。また、自治会と行政区の関係の整理について、自治会と行政区の長を兼務している人がほとんどで業務量が多いためもう少しスリム化することが必要ではないかなどの意見がありました。本田市長は「行政と自治会・行政区との役割分担が大事なことを認識したのでしっかり検証していきたい」と述べました。このほか各地区センターの役割と体制の見直しについて本田市長は「ハード面だけではなく各地区センターの開館時間などソフト面も今後考えていきたい」と話しました。市では、今回出された意見を今後のまちづくりに活かしていくということです。

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