2015年10月2日放送

市制施行10周年記念式典

旧遠野市と旧宮守村が合併して10年となったきのう(1日・木曜日)、みやもりホールでは記念式典が行われ、市制施行10年を祝いました。きのうの記念式典は、4部構成で行われ、本田市長をはじめ、市民など、およそ300人が集まりました。第1部では、遠野市立幼稚園および保育所が、来年、遠野市保育協会に運営移管されることに伴い、協定書調印が行われました。調印式では初めに、市内13の幼稚園保育所の園長と子どもたちが、元気いっぱいに登壇しました。その後子どもたちが見守る中、本田市長と、遠野市保育協会の馬場克尚理事長が、協定書に調印を行いました。市と保育協会では、来年4月1日からの運営移管に向け、施設サービスの一層の充実を目指し、準備を進めていくことになります。第2部では、希望郷(きょう)いわて国体の開催1年前を記念して作成された、国体カウントダウンボードの除幕式が行われました。初めに、製作者を代表して、緑峰高校2年の菊池香純さんがあいさつしました。続いて、菊池さんなどによって、カウントダウンボードの除幕が行われました。緑峰高校草花班が作成したホップ和紙のボードや、子どもたちがペットボトルのキャップで作った「おもっち」に、会場からは温かな拍手が贈られていました。最後に、子どもたちが、わんこダンスを披露し、国体への機運を高めていました。そして、第3部では、旧市町村合併前から精力的に活動に取り組んできた団体に対する、感謝状の贈呈が行われました。初めに本田市長が「先人から受け継いできた恵まれた地域資源を生かしたまちづくりに、引き続き取り組んでまいります」と式辞を述べました。続いて、旧市村合併前から精力的に活動に取り組み、まちづくりに尽力した団体など20団体に、感謝状の贈呈が行われました。最後に、感謝状受領者を代表して、遠野市老人クラブ連合会の菊池秀智さんが、あいさつしました。宮守体育館に場所を移して行われた第4部では、祝賀会が開かれました。合併時の宮守村(そん)議会議長である菊池一勇さんによる乾杯のあと、宮守町地域婦人団体協議会による「高砂の舞(たかさごのまい)」などが披露されました。参加者たちは、「寺沢(てらさわ)だんご汁」などの市民手作りの伝統食を食べながら、新たな遠野市の門出を盛大に祝っていました。なお、合併当時の人口はおよそ32000人で、現在の人口はおよそ29000人となっています。

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