2015年9月29日放送

佐々木喜善祭「喜善を偲ぶ会」開かれる

きょう、9月29日(火曜日)は、遠野物語の話者・佐々木喜善の命日です。伝承園ではきょうから佐々木喜善祭が始まりました。きょうは、午前9時すぎに喜善のひ孫や親族、土淵町地域づくり連絡協議会の役員などが山口公葬地を訪れ、喜善が眠る墓前に花を手向け、静かに手を合わせていました。その後、伝承園で地域の人たちなどが出席して喜善を偲ぶ会が開かれました。喜善を偲ぶ会には、土淵町地域づくり連絡協議会や、地域の園児・児童、また、喜善が晩年を過ごした仙台市小田原清水沼から町内会の役員など150人が出席しました。喜善を偲ぶ会ではまず、喜善の像の前で献花が行われ、出席した人たちが献花台に花を添え、手を合わせていました。その後、主催者を代表して土淵町地域づくり連絡協議会の立花延尚会長があいさつしました。また、喜善が晩年を過ごした仙台市小田原清水沼から出席した、清水沼町内会の佐々木正明会長があいさつしました。この後、恒例の昔話の披露が行われ、最初に、土淵保育園の5歳児が「とうふとこんにゃく」を披露しました。また、土淵小学校からは3人の児童がそれぞれ昔話を披露しました。園児や児童が一生懸命練習してきた成果を発表すると、出席した人たちから大きな拍手が送られていました。最後に登場したのは、遠野の語り部として活躍した故佐々木イセさんの娘の黒渕利子さんです。黒渕さんは「豆っこひとつ」を披露しました。伝承園で、きょうから始まった佐々木喜善祭は、来月5日の喜善の生誕日までの1週間にわたり開かれ、期間中は、伝承園内の曲り家で1日2回、昔話を無料で聞くことができるということです。

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