2015年9月28日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きょう(28日・月曜日)開いた記者懇談会で、本庁舎建設工事の基本設計がまとまったとして、概要や今後のスケジュールなどについて発表しました。本田市長は、「中心市街地再開発プロジェクトとしての本庁舎」として、本庁舎を核とした中心市街地活性化の将来構想に向けて「駅前通り再開発ゾーン」「にぎわい・交流ゾーン」「観光・文化ゾーン」「子育て環境ゾーン」を形成すると発表しました。本庁舎の特徴の1つめは「複合施設」です。とぴあ庁舎はそのまま利用し、議会・産業振興部・農林振興部・環境整備部を本庁舎に配置することで、複合施設としての利点を生かした庁舎機能を配置するということです。2つめは「市民協働」です。市民協働・交流の拠点として、1階に市民スペースと、2階に市民も活用できるフレキシブル執務スペースを設置。エレベーター2基や、全館に多目的トイレも設置されるということです。また、中心市街地の防災拠点として、総合防災センターと連動した災害映像表示システムも設置されるということです。3つめは「地域資源」です。内外装に地場産材を使った木質仕上げと、正面玄関に街並みと調和する瓦屋根と木を使ったひさしと回廊を設置し、主要熱源は、木質バイオマスを生かしたチップボイラーが採用されます。建築工事費は、とぴあ庁舎も使うことで経費を軽減、およそ18億円で、国の震災復興特別交付税などの財政支援を受けて建設されます。建物構造は、木質化を図った鉄筋コンクリート造で、地下1階から地上3階建てになるということです。今後のスケジュールは、来年1月上旬に工事着工、平成29年3月下旬に工事完成予定、平成29年6月上旬の供用開始予定となっています。このほか、今週木曜日(10月1日)に行われる、遠野市市制施行10周年記念式典の中で、感謝状の贈呈を行うことなども発表しました。市制施行10周年記念式典は、今週10月1日、木曜日、午後1時30分から、みやもりホールで行われます。この中で、旧市村合併前から精力的に活動に取り組み、まちづくりに寄与した団体と、市制施行後に発足し、新しいまちづくりに寄与した20団体に、感謝状の贈呈が行われるということです。また、「日本のふるさと遠野まつり」期間中の入込み状況について本田市長は、2万2000人の観客入込みとなり、昨年度と同様の入込みとなったと発表しました。また、希望郷いわて国体を来年に控え、第51回全国社会人サッカー選手権大会が10月17日(土曜日)と18日(日曜日)の二日間、遠野市を会場に開かれることも発表がありました。

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