2015年9月21日放送

怪フォーラム 遠野で開催

日本の妖怪文化を伝承・普及させようという「怪フォーラム2015inとおの」が、きょう(21日・月曜日)あえりあ遠野と蔵の道ひろばを会場に開かれました。この怪フォーラムは、水木しげるさんを会長とした世界妖怪協会が、妖怪文化の普及に貢献した地域として「怪遺産」に認定した、岩手・鳥取・徳島3県の連携交流を深めながら、情報発信と地域活性化を図ろうと3年前から開かれています。中央通りの蔵の道ひろばでは、各県の観光物産をPRしようとテントが立ち並び、怪フォーラムならではの妖怪に関するグッズのほか、遠野市やいわて三陸からは直送グルメが出店し、特産品などを購入する人の姿が多く見られました。会場には、3県の知事・副知事や、徳島県の公式キャラクター「すだちくん」、鳥取県の「鬼太郎」岩手県の「こくっち」などが訪れ、各県の特産品を興味深そうに見ていました。蔵の道ひろばのビッグテントステージでは初めに、遠野市の本田敏秋市長、鳥取県境港市の安倍和海副市長、徳島県三好市の黒川征一市長が、それぞれの市と妖怪とのつながりなどについて紹介していました。そのあと民俗芸能の競演が行われ、岩手県からは、遠野の「山口さんさ踊り」鳥取県からは、映画「妖怪大戦争」にも出演したという「麒麟獅子舞」、徳島県からは、徳島が世界に誇る「阿波おどり」がそれぞれ披露されました。このうち、阿波おどりでは、観客も一緒になって踊り、盛り上がりを見せていました。なお、次回の怪フォーラムは、鳥取県の境港市で開催される予定ということです。

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