2015年9月15日放送

これからの保育を共に考える対話会

子どもが主役のこれからの保育を考える対話会が、今週日曜日(13日)みやもりホールで開かれました。この対話会は、就学前の保育・教育関係者が、組織や立場を超えて、それぞれの役割を融合させながら、子どもが主役のこれからの保育について考える機会をつくろうと、岩手県保育協議会遠野地区双葉会が開きました。会場には、遠野市内をはじめ、岩手県内の幼稚園・保育園の職員や保護者など、300人が集まりました。対話会では、教育学の第一人者と言われている、白梅(しらうめ)学園大学学長の汐見稔幸さんと、小友町出身で、38年に渡って保育士を務め、現在は、詩を作ることやイラストレーターとしても活躍している井上さく子さんが、「わらすっこの笑顔は遠野の宝」と題して、それぞれの現場での体験談などを披露しました。この中で井上さんは、昨年度まで東京の目黒区立の保育園で園長を務めていた際、近所の人から「先生たちの声がうるさい」という苦情があったエピソードを交えながら、子どもが主役の保育には「否定語・禁止語」を使わないことが大切であると、参加者に語りかけていました。2人の講師の話に、参加者たちは共感してうなずき、子どもたちが主役となる保育について、改めて考えさせられている様子でした。対話会の後には、シンガーソングライターのたかはし べんさんによるライブが開かれ、参加者たちは手拍子をしながら会場が一体となり、盛り上がりを見せていました。

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