2015年9月14日放送

水光園ボイラーリニューアル

土淵町のたかむろ水光園に、「木質バイオマスエネルギー」を使用する新型のボイラー2台が導入され、先週12日(土曜日)、火入れ式が行われました。火入れ式には、本田市長や県議会・市議会議員などが出席しました。初めに本田市長が「遠野市の豊富な資源を生かして循環型林業システムを確立していきたい」とあいさつしました。続いて、本田市長や利用客の代表など3人が、ボイラーのスイッチを押し、火入れを行いました。このボイラーは、オーストリア製で、出力は120キロワット、国内初導入のものということです。ボイラーの導入は、遠野市が去年11月に策定した「遠野市新エネルギービジョン」のプロジェクトで、林野庁から委託を受けた「木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくり推進事業」の一つとして行われました。これは、青笹町の木工団地などで木材を加工した時に出る未利用材や間伐材などをチップにし、水光園のソーラートロン温泉などの燃料として利用します。不要な木材の廃棄コストはもちろん、水光園での燃料コストの削減が期待されるということです。なお、市では、今年度中にチップを貯蔵するチップヤードと、バークと呼ばれる木の皮を燃料とする大型ボイラーを木工団地内に整備する予定ということです。

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